コンテナー アプリに割り当てるコンテナー リソースの変更

Azure Container Apps (ACA) において、コンテナー アプリ環境上にデプロイしたコンテナー アプリの CPU やメモリといったコンテナー リソースを稼働状況によって変更したいケースがあるかと思います。

コンテナー リソースは、使用するコンテナー イメージによってはデプロイ時に指定することも可能ですが、ここではデプロイ後のコンテナー アプリに対して、Azure ポータルを使ったコンテナー リソースの変更手順について、紹介します。

設定手順

  1. 対象のコンテナー アプリの管理ブレードから、アプリケーションで [コンテナー] を選択、「編集とデプロイ」をクリックします。
    001.png
  2. [新しいリビジョンの作成とデプロイ] 画面、[コンテナー] タブ内の [コンテナー イメージ] の項目において、コンテナー イメージを選択、[編集] をクリックします。
    002.png
  3. [コンテナーの編集] 画面内の [コンテナー リソースの割り当て] にある、以下の項目を設定し、[保存] をクリックします。
    003.png - CPU コア
    ※ここでは、CPU コアを「1」としています。 - メモリ (Gi)
    ※ここでは、メモリ (Gi) を「2」としています。
  4. [新しいリビジョンの作成とデプロイ] 画面に戻り、[作成] をクリック、コンテナー アプリを新しいリビジョンとしてデプロイします。 004.png
  5. デプロイが完了したのち、[コンテナー] 画面にて[最新の情報に更新] をクリックし、設定したコンテナー リソースになっていることを確認します。 005.png

補足

コンテナー アプリに対して設定可能なコンテナー リソースは以下となり、具体的な設定項目として特定の値の CPU とメモリの組み合わせとなります。

  • CPU : 0.25 ~ 2 コア (0.25 コア刻み)
    ※従量課金 + 専用プラン構造の従量課金ワークロード プロファイルの場合、4 コアまで設定可能
  • メモリ : 0.1 ~ 4 Gi (0.1 Gi 刻み)
    ※従量課金 + 専用プラン構造の従量課金ワークロード プロファイルの場合、8 Gi まで設定可能

なお、コンテナー リソースに関する制限やクォータについては、以下を参照してください。

いかがでしたでしょうか?

今回は、Azure ポータルを使ったコンテナー アプリに割り当てるコンテナー リソースを変更する手順について紹介しました。次回はコンテナー アプリをスケーリングする方法について紹介する予定です。

参考