コンテナー アプリに割り当てるコンテナー リソースの変更
Azure Container Apps (ACA) において、コンテナー アプリ環境上にデプロイしたコンテナー アプリの CPU やメモリといったコンテナー リソースを稼働状況によって変更したいケースがあるかと思います。
コンテナー リソースは、使用するコンテナー イメージによってはデプロイ時に指定することも可能ですが、ここではデプロイ後のコンテナー アプリに対して、Azure ポータルを使ったコンテナー リソースの変更手順について、紹介します。
設定手順
- 対象のコンテナー アプリの管理ブレードから、アプリケーションで [コンテナー] を選択、「編集とデプロイ」をクリックします。
- [新しいリビジョンの作成とデプロイ] 画面、[コンテナー] タブ内の [コンテナー イメージ] の項目において、コンテナー イメージを選択、[編集] をクリックします。
- [コンテナーの編集] 画面内の [コンテナー リソースの割り当て] にある、以下の項目を設定し、[保存] をクリックします。
- CPU コア
※ここでは、CPU コアを「1」としています。 - メモリ (Gi)
※ここでは、メモリ (Gi) を「2」としています。 - [新しいリビジョンの作成とデプロイ] 画面に戻り、[作成] をクリック、コンテナー アプリを新しいリビジョンとしてデプロイします。
- デプロイが完了したのち、[コンテナー] 画面にて[最新の情報に更新] をクリックし、設定したコンテナー リソースになっていることを確認します。
補足
コンテナー アプリに対して設定可能なコンテナー リソースは以下となり、具体的な設定項目として特定の値の CPU とメモリの組み合わせとなります。
- CPU : 0.25 ~ 2 コア (0.25 コア刻み)
※従量課金 + 専用プラン構造の従量課金ワークロード プロファイルの場合、4 コアまで設定可能 - メモリ : 0.1 ~ 4 Gi (0.1 Gi 刻み)
※従量課金 + 専用プラン構造の従量課金ワークロード プロファイルの場合、8 Gi まで設定可能
なお、コンテナー リソースに関する制限やクォータについては、以下を参照してください。
- Azure Container Apps のコンテナー | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/azure/container-apps/containers - Azure Container Apps のクォータ | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/azure/container-apps/quotas
いかがでしたでしょうか?
今回は、Azure ポータルを使ったコンテナー アプリに割り当てるコンテナー リソースを変更する手順について紹介しました。次回はコンテナー アプリをスケーリングする方法について紹介する予定です。
参考
- Azure Container Apps | Microsoft Azure
https://azure.microsoft.com/products/container-apps - Azure Container Apps のドキュメント | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/azure/container-apps/